N0.19

あいさつ文

 後援会の皆様には ご清勝の事とお喜び申し上げます。
 四月の統一地方選挙で12年間の議会活動に対する審判をいただいた訳でありますが、幸いにして後援会の皆様の温かいご理解と絶大なご支援をいただきまして、引続き四期目の議席をいただくことになりましたことを改めて感謝申し上げる次第であります。
 この上は、皆様の負託に精一杯応えるべく、お寄せいただいた信託の重みを胸に受け止めながら、全力を尽くして議会活動に邁進する覚悟でありますのでなお一層のご支援とご協力を賜りますようお願い申し上げます。
 今回の選挙の課題は政治浄化でありました。 私は昨年来の一連の不祥事の反省に建ち策定された議会政治倫理条例の作成に参画いたしました。全国でも稀な厳しい条例をつくり上げました。 まず第一にこの条例を実効あるものとする運用に力を注ぎ再発防止の努力をいたします。
 次に本市財政は非常に厳しい状況下にあります。 類似都市と比較して約200億税収が少なく、本年度税収見込みも2年連続して500億を下回るという異例の状況下にあります。
私は行政改革に積極的に取り組み、職員数を削減し、行政改革大綱の実施計画に基づく事務事業の整理、合理化や民間委託等により、簡素で効率的な行政執行体制を推進すべく厳しく対応してまいります。
 さらに本年度は市町村合併という重要案件があります。
平成17年1月の合併に向けて、本市と西彼杵郡6町による法定合併協議を設置し、協議が進められています。 本年度は合併の最終的な判断をするための総仕上げとなる重要な1年であります。 担当職員が2000項目以上に及ぶ事務事業の調整を行っておりますが、議員の処遇に触れておきたいと思います。合併後の議員定数については、私は市民感情からして定数特例の50にすべきだと主張して参ります。 合併は長崎市への吸収合併という形になりますが、本市をはじめ、一緒になられる市民の方々にこの合併がよかったと思えるように努力して参ります。合併後のまちづくりの姿を表わす市町村建設計画の策定に関してはそれぞれの自治体が培ってきた歴史、文化、風土などを尊重しながら考えます。
 最後に魅力ある滞在型観光、ごみ減量・リサイクル推進の環境、介護保険の円滑な実施、児童福祉の充実の福祉行政、完全週五日制対応の教育、斜面地再整備のまちづくり、地産地消の推進を図る水産、農林業振興などいろいろな問題に市民生活向上のため積極的に取り組み、今まで以上に議会活動を意欲的に行って参りたいと決意を新たにいたしております。
 後援会の皆様のご叱声を心からお願い申し上げ、ごあいさつと致します。



議会質問Q&A

吉原孝は改選後初の六月議会において、自由民主党を代表して中島川流域の問題一本に絞って一時間に亘り活発な質問を行った。
質問事項は次のようなものである。
なお県営銅座川駐車場問題については7月2日付長崎新聞に記載されたので紹介する。

◎中島川の防災とまちづくりについて
(一)左岸バイパス工事と公園街路整備
(ニ)シシトキ川銅座川の治水計画
(三)出島復元と下流域の整備
(四)アーチ型石橋の改修
(五)連続した遊歩道と緑化計画

Q:昭和57年の長崎大水害後「長崎防災都市構想策定委員会」の答申により左岸バイパス工事が計画されたが、地元住民の根強い反対意見があったが進捗はどうか。

A:平成13年7月より約30回にわたり地元との意見交換会を実施、おおむね地元の了解が得られたとの判断から6月県議会に工事契約議案を上程、工期は約2年、騒音、振動、交通問題など地元の意見を聞きながら工事を進める予定。
魚市場の拡幅架替工事を予定している。橋の幅員4mを9mに拡幅。

Q:バイパスのオープンスペースの公園街路整備は。

A:街路は幅員8m、車道4m、歩道4m、電線類を地中化する。
公園面積は800平方メートル、整備については地元住民の意見を聞き検討する。

Q:シシトキ川の放流先を銅座川から中島川へ変更する工事の進捗は。

A:この工事は銅座川への雨水の流入量を抑制することを考え、シシトキ川の雨水の二分の一を中島川へ放流する計画、左岸のバイパス工事と併行して今年度中に着手したい。
地元住民の理解をいただく努力をする。

Q:学銅座川治水計画のうち、特に県営銅座川駐車場付近について。

A:長崎新聞7月2日付記事参照。(下欄)

Q:正覚寺電停付近の危険な老朽木造住宅群への対応策は。

A:老朽木造住宅22棟のうち老朽化が著しい建物が数棟ある。 崩落すると下流の暗渠部分で被害の可能性があり、撤去も含めた改善策について県市連携を取り、積極的に取り組んでいく。

Q:出島を完全復元するとすれば、中島川に幅18m埋め戻さなければならないがどのような計画か。

A:平成23年頃建造物25棟復元や、護岸石崖の顕在化を行なう短中期計画が完成。 その段階で十分な協議を関係機関で行なう。

Q:中央橋付近の流下能力不足が心配されるが改修計画は。

A:県において中央橋付近の河川断面確保のため中央橋架替の必要ありとしている。 関係機関との協議を進め、平成17年度着工、18年度未完成を目標としており、基本設計に入っている。

Q:通称「太鼓橋」と呼ばれ誰も渡らない見るだけの石橋の改修は。

A:石橋についてはアー河川断面を確保するためにアーチ部分を高くした。地域住民には迷惑を掛けている。パリアフリー化への対応も必要と考えるが、現時点では架替えは困難、改修については検討する。

Q:これからの観光は「徒歩による観光」が主流になる。港から伊良林小付近まで連続した遊歩道と緑化の計画は? NPO「長崎千本桜」との連携は?

A:平成15年度末に「長崎の歴史と文化の息づく川づくり検討委員会」での答申が県へ提出されるので緑の基本計画や、緑のゾーン整備との連合を図る。 県市の役割計画を明確にし、NPOなどの民間活力も視野に入れ整備の実現性や事業スケジュールを検討する。

県営銅座駐車場撤去を (7月2日長崎新聞)
川の上占用 市長、県に申し入れへ  長崎市議会

 定例長崎市議会は一日、一般質問を続行。長崎市の伊藤市長は、同市中心部の普通河川、銅座川の上を占用する県営銅座駐車場について、条件が整えば、駐車場管理者の県に対し、撤去を申し入れる方針を明らかにした。吉原孝議員(自民)に答えた。

 市河川課によると、同駐車場(約3400平方メートル)は1969年の長崎国体の際、臨時駐車場として建設された。銅座川上には同駐車場のほか、思案橋商店街と銅座市場もある。長崎大水害後に策定された防災構想は、川の上を占用する同駐車場などを撤去し、流れる水量を増やすための川底掘削を求めたが、計画は進んでいない。
 吉原議員は「近年、民間の駐車場が増え、需要に対応できており、銅座駐車場は役割を終えている。しゅんせつができないため、浜町アーケード付近でもがた臭い」と指摘した。これに対し、市長は「駐車場撤去について、周辺住民らの了解が得られたら、県に申し入れたい」と答えた。



家庭と地域の一層の教育力の向上を!!

 去る7月1日、本市において幼児が誘拐され、ビルの屋上から突き落とされ殺害されるという残忍かつ悲惨な事件が発生しました。犠牲になられた幼児に対し心から哀悼の意を表すると共に、愛する子どもの命を奪われたご両親の無念さは計り知れず、胸が痛み、言葉を失うものがあります。今回の事件で、犯人が中学生であり、補導後、児童相談所に通告され、刑法による処分が不可能であることは、社会に強い衝撃を与えております。
 私たちおとなにとって、子どもがお互いの生命を尊重し、健全で思いやりのある心が育っていくように、生活・教育環境を築く事が大きな課題であると思います。
 私はPTA・育成協・地域コミュニティと深く関わりを有する立場から、このような事件が二度と発生することのないように、市民の皆様と一体となり、再発防止に全力を尽くして取り組み、子どもや、市民の皆様が安心して生活することのできる長崎市を、実現して行く決意を新たにいたしております。



平成15年度 役職です。

<党関係>
○自由民主党長崎支部 幹事長
○長崎県第一区選挙区支部幹事長

<議会関係>
○文教経済委員
○斜面地整備特別委員
○原爆資料館運営協議会委員
○長崎市青少年問題協議会委員

<その他>
○磨屋地区自治団体連合会長
○社会福祉協議会磨屋支部長
○諏訪小学校施設開放運営協議会長
○桜馬場中学校区青少年育成協会長
○消防第九分団後援会長
○油屋町商店会長
○長崎市ドライクリーニング協同組合理事長



選挙アラカルト

 

 





編集後記

だより19号をお届けいたします。
自民党の逆風と当選回数が多い議員に対する批判など、厳しい激しい選挙の中、企業、団体など組織がない吉原孝を上位当選させていただいた後援会の皆様お一人お一人に心から御礼を申し上げます。 これまでと同じ様に、打てば響く市政、公平をモットーに頑張ります。

back