NO.4 (平成5年12月)

 後援会の皆様には御健勝の事とお慶び申し上げます。
 金丸不正蓄財事件に端を発し、政治改革、政界浄化が叫ばれ、宮沢政権が退き、七月衆議院選施行、自民党の一党支配が崩れ、細川内閣が誕生しました。国民は変化を求めました。
 八党派連立という「ガラス細工」ゆえ、短命との見方も少なくありませんが、一方、自民党はソ連崩壊など社会主義国家の変動により、マルクス主義から自由主義、民主主義社会を守るという求心力が失なわれ、また経団連の自民党への献金斡旋の廃止など、自民党の勢力基盤が崩れはじめています。  70%強という細川内閣に対する支援率は過去最高といわれます。世論の高い支持率を追い風として、固有政策が異なる八党派の連立が政権の「柔軟さ」を生み出し、多様化する国民の要求を適格に受け止めている気配が感じられます。
 政権最初の関門は「不成立の場合は責任を取る」と公言した、小選挙区比例代表並立制を柱とする政治改革関連法案の成否ですが、現時点(11/10)では一部修正はされても成立は間違いないだろうと思います。
 「政権を取れば強くなる」は定説ですが、多少の不安定さを伴いながら細川政権は維持されるでしょう。
 私共の市政にもやがて中央での政治の流れの影響は及んでくるでしょうが、二度、三度の選挙を経て再編が進むものと思います。
 私は変化変動の本質をよく見極めながら、皆様のご意見を参考にして、誠実で清潔な市政が行なわれるようこれから行動してまいります。
 会員皆様の御提言、御指導を心からお願いをいたしまして、ごあいさつといたします。

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