NO.3 (平成5年4月)

 後援会の皆様には御健勝の事とお慶び申し上げます。
 只今、都市整備に関して、ナガサキ・アーバン・ルネッサンス2001構想の中で、元船地区、出島常盤地区の利用問題が大きくとりあげられています。
 本市は港を中心に発展してきましたが、近年は慢性的な交通渋滞、飽和状態に達し郊外へと延びる住宅地、市街地の緑不足等々、都市機能は限界に達しており、改善が求められております。
 これら改善策の一つとして、松山運動公園から松ケ枝埠頭に至る南北5kmの帯状地帯、約112haを長崎の再生を計る最大にして最後の機会ととらえ、長崎県が昭和63年3月、ナガサキ・アーバン・ルネッサンス2001構想を策定し、現在に至っています。
 元船地区は埋立て完了し、出島常盤地区は埋立て進行中であります。両先行地区について目下、活用法など議論がなされています。
 私は大型プロジェクトの成否は市民の理解と参加次第であると考えます。
 都市の活性化を計るには、市民が一致して立ち上がれる雰囲気を創り出すことが必要であり、その為にもっと市民に対する計画の提示、PRが必要だと思います。
 この問題に対する会員の皆様の声をお聞かせいただき、市政に反映し、本市の将来展望が開け、若人が明るい希望をもって生活できるような街づくり、都市づくりに務めてまいりたいと思います。
 御提言、御指導を心からお願いを致しまして御報告とさせていただきます。

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